研究課題
基盤研究(C)
地球上で最も大きい氷塊である東南極氷床の変動は、全球的な気候や生態系・生物多様性の変化に密接に関係する。近年、周極深層水と呼ばれる暖かい海水が東南極氷床の質量変化に影響することが分かってきた。そこで、東南極に位置するリュツォ・ホルム湾において超長期の生物モニタリングを実施し、過去から現在に至る周極深層水の変動が、海洋生物の生態系や生物多様性に与えてきた影響を明らかにする。その結果として、東南極氷床の変動史の解明に貢献することを目指す。