研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、“降水レジームの変動とその他の複合的な影響因子(窒素沈着および易分解性有機物供給)の相互作用が、SOCの温暖化応答に及ぼす影響を機構も含めて解明すること”である。この目的を達成するために本研究では、実際の環境変化を包括的に考慮した二つの詳細なモデル実験を連続的に行い、SOCの温暖化応答の一般的指標であるQ10(気温が10℃上昇した時に分解速度が何倍になるかを示す係数)を定量的に評価する。また、これらの制御因子を多角的な土壌プロセス解析により解明する。