全球海氷海洋モデルによる南極・グリーンランド氷床融解水の流路の同定と役割の解明

• 研究課題/領域番号: 24K15281
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分63010:環境動態解析関連
• 研究機関: 国立研究開発法人海洋研究開発機構
• 研究代表者: 草原 和弥 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(環境変動予測研究センター), 研究員 (20707020)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2026年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2025年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: 氷床融解水 / 数値モデリング / グリーンランド氷床 / 南極氷床 / 棚氷海洋相互作用

研究開始時の研究の概要

温暖化に伴って、南極とグリーンランドの氷床に大きな変化が現れつつある。氷床の質量損失は海面水位上昇に直結し、人間生活にも大きな影響を与えるため、両極域の雪氷圏の変動の理解は科学的観点だけでなく、社会的観点からも重要な問題である。本研究課題は、氷床の末端部分である棚氷と海洋との相互作用を捉えることが可能な全球海氷海洋モデルを使用し、南極・グリーンランド氷床の融解水が海氷循環や海氷場などの物理海洋環境にどう影響を与えるかを調査する。氷床を起源とする淡水の動態は海洋深層大循環に影響を与えるため、本課題によって得られる知見は、地球全体の海洋・気候システムに対して極めて重要な示唆を与えるものとなる。