研究課題
基盤研究(C)
皮膚の老化・発癌や眼疾患のリスクとなる紫外線はDNA損傷や酸化ストレスを介して細胞にダメージを与え、RNA分子にも様々な影響を与える。紫外線は転写を停滞させRNA:DNAハイブリッド(R-loop)を生じてゲノムを不安定化し、RNAスプライシングや近年注目されるRNAのN6-metyladenosine (m6A)修飾にも影響を与える。本研究では、これらのRNA関連障害応答の新たな統合的制御因子としてmiRNA合成因子DGCR8の新たな機能に着目し、ゲノム編集により作成したDGCR8の変異細胞や変異マウスを用いて皮膚癌や眼科疾患等の病態理解と治療戦略開発の基盤を築くこと目指す。