新規DNA修復機構である対向型DNA損傷修復機構とそのゲノム安定性への寄与の解明

• 研究課題/領域番号: 24K15296
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分63020:放射線影響関連
• 研究機関: 公益財団法人環境科学技術研究所
• 研究代表者: 森脇 隆仁 公益財団法人環境科学技術研究所, トリチウム研究センター, 任期付研究員 (60734100)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2024年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
• キーワード: DNA修復 / 炎症

研究開始時の研究の概要

ゲノムDNAは様々な外的、内的要因により絶えず化学的修飾（損傷）を受けている。DNA損傷は生体の持つDNA修復機構により迅速かつ正確に修復される。その一方で修復されなかったDNA損傷は細胞死や突然変異の原因となる。申請者は二つのDNA損傷が塩基対を形成することで生じる対向型DNA損傷について研究を行い、生体内に対向型DNA損傷を特異的に認識するタンパク質があることを見出した。そこで、本研究では対向型DNA損傷の修復機構の詳細とゲノム安定性への寄与について解析を行う。対向型DNA損傷は修復が困難なことから、特に発がんへの関与が予想されるため、本研究は発がん予防やがん治療へ高い波及効果を持つ。