研究課題
基盤研究(C)
黄砂やPM2.5といった粒子状物質は大きさや構成成分などが異なることから、粒子状物質に影響を受ける病態も最終的には多種多様になることが推測される。非感染性疾患の中でも特に心停止に至る原因は、心血管疾患以外に脳血管疾患や呼吸器疾患、悪性新生物など多岐にわたるため、粒子状物質による疾患感受性のみならず、粒子状物質の化学成分に基づいた疾患発症や病態進行のメカニズムについて検討を行う。本研究により粒子状物質による健康影響に関する新たな洞察を得ることで、粒子状物質の起源を特定し、粒子状物質に対する臨床的な予防策や管理戦略の向上に寄与することを目標に、新たな知見を築く。