研究課題
基盤研究(C)
プラスチック製品の原料として使用されているビスフェノールA(以下BPA)は、女性ホルモン様作用を示す内分泌撹乱化学物質である。環境中のBPAは、主に細菌によって分解されていると考えられているが、局所的に高濃度BPAやその代謝産物が検出されている。本研究では、細菌のBPA分解経路に関与する遺伝子を明らかにするとともに、環境中におけるBPA分解菌の分布調査を行い、BPAやその代謝産物が環境中に残存しない、細菌による効率の良いバイオレメディエーション技術の開発を目指す。