研究課題
基盤研究(C)
従来の非平衡化学的還元法に代わる多元素ナノ合金粒子の合成手法として、多種類の金属acac 錯体とPVPを超臨界CO2貧溶媒微粒子化法でナノ粒子化した後に焼成する手法を開発する。本研究では液相の非平衡化学的還元法の代わりにグリーン媒体である超臨界CO2を用いることで、廃液が生じないグリーンなナノ合金粒子の合成手法を開発する。超臨界CO2貧溶媒微粒子化法の操作条件、すなわち超臨界CO2の温度・圧力、金属acac錯体の原料溶液濃度と超臨界CO2との混合比、混合ノズルの形状やレイノルズ数の違いが、多元素ナノ合金内での異種金属元素の混合の度合い・粒子サイズ・触媒性能に与える影響も明らかにする。