研究課題
基盤研究(C)
再生可能エネルギーのポテンシャルとして最も期待されている風力発電は、野鳥のバードストライクが社会問題として顕在化するなど、生物多様性との間に軋轢が生じている。現行の影響評価手法は人による目視観測を基とした衝突確率の数値計算が中心であるため、ヒューマンエラーによる誤差が生じやすい。そこで本研究では、近年になって確立されてきた「LiDAR(Light Detection And Ranging)」によって正確な鳥類の飛翔軌跡を機械的に取得する手法を開発し、目視観測者の得たデータと比較することでヒューマンエラーの幅を測定することを目的とする。