研究課題
基盤研究(C)
電波環境発電は送電線や電池が不要で機器を給電できるので低炭素社会や循環型社会システムに資する技術となる。ラジオ放送波のエネルギーを分配できれば、kmスケールで広範囲にLEDやIoT機器等に給電できる。本研究では世界中に普及している中波AMや超短波FM放送のラジオ放送波を利用して高出力な発電特性を持つ電波発電装置を開発する。関東地方でのフィールド実験から半径50km圏でのLED点灯を実現し、この圏内の2300万人の未利用エネルギー源になることが分かった。送信所からの距離と発電電圧の経験式 (R2>0.996)の発見と、独自のアンテナ技術から広範囲で作動する高出力の電波発電装置の開発をめざす。