1940年代インドネシアの戦時体制・秩序・社会的暴力に関する研究

• 研究課題/領域番号: 24K15442
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分80010:地域研究関連
• 研究機関: 慶應義塾大学
• 研究代表者: 山本 信人 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (50265922)
• 研究分担者: チャンドラ エリザベス 慶應義塾大学, 国際センター(三田), 講師(非常勤) (80726753)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: インドネシア / 戦時体制 / 秩序 / 社会的暴力

研究開始時の研究の概要

本研究はインドネシアの戦時体制に関する研究である。戦時体制は対外的な敵への備えのために社会的動員をする特徴がある。戦時体制下で権力移行が発生するということは、構築されていた社会的秩序が崩壊し、一時的に社会的動員が解除されることを意味する。では戦時体制が崩壊し、権力が移行される過程で何が起こるのか。社会秩序の不安定化は社会的暴力の引き金となるのか。社会的暴力は局地的に終わるのか、それとも伝播するのか。なぜ一部の地域で社会革命が起こり、他の地域ではなかったのか。これらの問いは、革命と戦争という政治秩序が不安定な状況でのローカル、リージョナルあるいはナショナルな動態を明らかにすることに繋がる。