研究課題
基盤研究(C)
持続可能な熱帯雨林の利用と地域住民の生活の両立は、地球規模での重要な問題として認識されている。本研究は、東南アジアにおけるアブラヤシなどの商品作物栽培と、生業経済や村落社会の維持はどのように可能なのかを検討していく。マレーシアをはじめとする東南アジアでは、1990年代よりアブラヤシ・プランテーションが拡大し、2000年以降は村落社会における小農栽培も拡大した。本研究では、村落周辺の植生、稲作や狩猟といったこれまでの生業活動、アブラヤシ栽培をはじめとする商品作物栽培、都市との関係等を分析し、安定的な村落社会の維持について検討する。