研究課題
基盤研究(C)
本研究では、「アフリカの縮図」とよばれるカメルーン共和国を中心に、サブサハラ・アフリカ社会における先住民(狩猟採集民グループ)、障害者、性的少数者といった社会的マイノリティとされる集団に焦点を当て、アフリカ諸社会や当該国家のなかで、上記の集団が周縁的な立場に置かれるようになった背景と枠組みを示すことを目的とする。それと同時に、フィールドワークの事例をとおして、目の前で対峙している人との関係にもどって判断する社会的包摂の実践を例証する。