研究課題
基盤研究(C)
本研究では、地域によって異なった観光目的税を採用し、それを地域における観光の活性化に活用しており、かつ観光効果の検証ができる観光統計の整備が進んでいるオーストリアの事例を研究することを想定している。すなわち、オーストリアにおける観光目的税が、地域ごとにどのように徴収され、それが観光振興のためにどのようなスキームで、どこに分配され、どのような目的で使用されているのか解明する。この研究によって、我が国においては必ずしも整備がなされていない観光目的税の在り方を明らかにし、今後の我が国の持続可能な地域における観光の経済効果の内部化と、それを基にした観光振興と活性化を図るスキームの検討を行う。