研究課題
基盤研究(C)
観光立国として有名なドイツとオーストリアでは、とりわけ「音楽」と「自然」の関連性をテーマに、「アートツーリズム」と「エコツーリズム」を結び合わせる動きが盛んになっている。本研究は、ドイツとオーストリアの観光産業における「音楽」と「自然」の相関性を文化史の側面から検証し、そこから演繹される両国の「アートツーリズム」と「エコツーリズム」の変遷を明らかにする。また文化史という研究方法を用いることで、学際的な視座のもと、観光のみならず、政治、経済、芸術等の複合的領域における両国の文化動向を明らかにしてゆく。