研究課題
基盤研究(C)
本研究は多くの観光者が訪れる史跡を事例として取り上げ、現地調査(実見調査・ヒアリング調査など)を中心とした実証的研究を進め、史跡における観光に関する取り組み内容を整理しながら、実際にどのようなアクターがどのような役割・機能、関係性をもってその整備や観光活用に関わっているのかを明らかにし、総合的に分析することで、史跡の本質的価値を損なわない観光活用の方法・プロセスを明らかにする。その結果、モデルケースが成立し、先行研究を発展させるとともに、文化財活用慎重論の融解や「文化・教育・観光の融合」という学際的な研究潮流への接合等の効果を与えることになる。