研究課題
基盤研究(C)
近年、経済成長率の高い新興国において出生時性比の偏重(以下、男児選好)が顕著になっている。経済の上昇局面において男児選好が促進されるのはなぜなのか。本研究では、男児選好に影響を与える【自己決定感】【業績主義】【競争主義】は、【階層移動の諸局面での生活構造の安定性と上昇意欲】、【個人の社会変容への適応度】に規定されると仮定し、ネパールでの量的・質的調査からジェンダー平等を担保する【機会構造】を提示する。研究成果を男児選好研究、階層とジェンダー論、家族社会論に還元する。