研究課題
基盤研究(C)
タイコグラフィーによる位相再生に於いて、アーティファクトの無い3次元位相再生を実現するために、正則化を取り入れたコードを開発すると共に、開発された手法の材料応用を行う。コードの開発とデータ取得条件の最適化、期待される分解能等の検証には、電子顕微鏡像の計算に用いられる多波動力学計算手法であるマルチスライス法を用いて実験場件を再現したタイコグラフィーのシミュレーションデータセットを作成し、そのデータに対する位相再生を行い検討を進める。実験ではカーボン膜等に分散された金などのナノ粒子を用いて検証をすすめ、研究期間の後半では、触媒粒子などの環境材料への適用を進める。