研究課題
基盤研究(C)
近年様々な生成AIが登場し,デザイン現場で活用され始めている。一方,「不便益」の研究により,無闇な利便性は多様な弊害をもたらすことが明らかになってきている。本研究では,人間の能力劣化などが懸念される生成AIに対し,①弊害の整理,②デザインワークにおける適切な活用メソッドの構築を行う。能力劣化を招かない,デザイナーの創造性を活性化する生成AI活用メソッドを構築するためのキーワードは,申請者が若手研究(20K20120)にて探求してきた「思考の余白(モノやコトを通じた体験の中に存在するユーザーの意思や創意工夫が介入できる余地)」である。