研究課題
基盤研究(C)
国内の災害アーカイブは、阪神・淡路大震災以来作成された。災害デジタルアーカイブは、東日本大震災の発生から10年以上経ち、今後は活用を考える時期にある。国内の災害アーカイブは、図書、文書、写真と大部分が共通しているが、図書以外の災害アーカイブは付与される資料情報が災害アーカイブにより大きく異なる。東日本大震災の災害アーカイブの資料情報はインターネット公開を前提に収集されたため、資料情報のうち出所情報が不足し、活用する際に課題を有する。災害アーカイブに付与する資料情報を共通化し、継続性のある災害アーカイブを設置することにより、今後、災害アーカイブの資料情報の国際標準の形成、普及が可能となる。