研究課題
基盤研究(C)
我々はこれまでに胎児発育不全(FGR)の脳において、認知機能に関わるインスリン受容体(IR)とHypoxia inducible factor(HIF)について研究を行ってきた。本研究では、これまでの成果を元に、低栄養・低酸素の2種類のFGRモデルラットを用いて、下記の解析を行う。①低酸素モデルにおけるIRの発現変化を解析する②脳の組織学的解析と成長後の行動解析により、IRやHIFの変化と、脳機能障害との相関性を解明する③インスリンの点鼻投与とHIF関連薬剤による生後の治療的介入効果を検証し、新規治療法としての可能性を評価する。