研究課題
基盤研究(C)
高齢運転者による交通違反・事故を減少させることは超高齢化社会を支えるための重要な課題である.日々の生活において,高齢運転者が自動車を用いて認知機能を検査・訓練することはこれらの課題の解決につながる可能性がある.本研究では,認知機能検査・訓練システムを搭載した自動車の開発・普及を見据え,自動車運転に特化した空間ナビゲーション能力の衰えを検出するための手法を確立すること,さらに,その手法を実現するためのコンピュータシステムを開発することを目的とする.将来的にこのシステムを自動車に実装することで,高齢運転者の認知機能の維持の一助になるとともに,新しい概念の自動車の創出につながることが期待できる.