研究課題
基盤研究(C)
体外循環用血液ポンプは、インペラの回転支持に主に接触式の軸受を使用しているため、耐久性や血液適合性が課題である。提案者らは、インペラを非接触支持する動圧軸受を用いた血液ポンプを開発しているが、血液ポンプの設計は数値流体解析とポンプの試作を試行錯誤で繰り返さざるを得ず、動圧軸受の狭い軸受隙間に起因した血液適合性やインペラの不安定性が課題であった。そのため、提案者らは、人工知能(AI)を用いた革新的実験計画法により、インペラの径方向を支持するラジアル動圧軸受の新規構造を提案し、AIを用いた革新的実験計画法により形状最適化を実施する。