研究課題
基盤研究(C)
腎保護作用・免疫調節作用を有する間葉系幹細胞(Mesenchymal stem/stromal cells: MSC)は、腎移植における最先端の治療アプローチとして期待を集めている。しかし、MSCの血管内投与は、標的臓器への生着率低下を伴う。この問題を解決するために、本学は標的部位にMSCを効率的にデリバリーする手法として、組織工学的手法によるMSC シートの作製とその移植方法を開発した。本研究では、ラット他家腎移植モデルを用いて、腎機能障害・移植腎繊維化・拒絶反応について評価し、MSCシートの腎移植における治療効果について解明する。