パルス磁場による磁気ハイパーサーミア用高効率・局所加熱システムの開発

• 研究課題/領域番号: 24K15763
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分90130:医用システム関連
• 研究機関: 秋田大学
• 研究代表者: 山本 良之 秋田大学, 理工学研究科, 准教授 (70322120)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2027年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2026年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2024年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
• キーワード: 磁性ナノ粒子 / ハイパーサーミア / 温度計測

研究開始時の研究の概要

ガン細胞が熱に弱いことを利用して、磁性体をガン組織に埋入して交流磁場を印加し、磁性体を発熱させることによって非侵襲的にガンの加温治療を行う磁気ハイパーサーミアの実現に向けた研究が行われている。体内に磁性体を導入することによる副作用を最小化するために、磁性体の加熱能力の最大化と局所化が必要であるが、生体適合性のある酸化鉄などの磁性体の加熱能力が十分ではない問題があった。本研究ではこれを解決するために、外部からパルス状の強い磁場を印加することで磁性ナノ粒子を鎖状に整列させた集合体を形成し、体内で巨大な加熱能力をもつ磁性体を局所的に出現させる高効率加熱システムを実現することを目的として研究を行う。