研究課題
基盤研究(C)
従来の装置では、波長の長いラジオ波を採用しているため、治療不要な部位の過剰な発熱を制御できず、浅部で火傷が発生している。そこで本研究では、「430MHzを使用した新しいリング型電極板のアプリケータ」を提案する。新しいリング型電極板の最適な寸法を数値解析で求め、その温度分布と試作機による加温実験結果の差異となる原因及び電磁界環境を明らかにする。これにより、生体の電気特性から最適化された周波数を使用し、脂肪組織の過熱の抑制、省電力化、短時間治療の実現、かつ比較的体表面に近い患部の治療効果向上が期待できる。