研究課題
基盤研究(C)
世界でも高齢化率が高い日本では、日常生活における行動変容を通じた予防・健康づくりへの重要性が増しており、センサ技術を用いた健康管理による疾患予防や病態予測の実現が望まれている。本研究では、生体内代謝において重要なバイオマーカーを簡便に計測する小型なセンサを開発する。特に、高い吸着性能と分子ふるい特性を有する金属有機構造体を酵素担持材料に利用することで、汗や涙といった微量な検体、トイレなどのフロー環境下に適したバイオセンサを提案する。本研究で開発するセンサが実用化すれば、日常生活で取得されるデータを活用した、より質の高い医療の提供・医療の効率化に貢献できる。