研究課題
基盤研究(C)
現在国内で行われているDLSTをはじめとするアレルギー検査方法では、原因同定の精度が十分とは言えず、また、薬剤の代謝物は検査対象になっていない。我々の開発した新規のアレルギー検査方法HiSATは、被験者(患者)の血液と薬剤を反応させ、その反応液一滴を用いて高感度に原因薬剤を検査できるという特徴を持つ。そこで、主要な薬剤代謝経路である肝臓の働きを、肝ミクロソームなどとの培養系で、あるいは幹細胞などから肝細胞への分化誘導による再現を試み、薬剤との培養後、代謝産物を含む培養液とHiSATを組合せ、薬剤だけでなくその代謝産物も対象とする高感度のアレルギー検査方法を開発する。