研究課題
基盤研究(C)
視細胞機能の喪失に対する治療デバイスとして、光神経刺激による視覚再生の検証を行う。網膜は角膜から直接視認可能な感覚受容器であるため、レーザー光を用いた光神経刺激が応用できると電気刺激による視覚再生技術を大幅に超えた非侵襲性視覚再生が可能になる。光神経刺激のうち可逆的に残存神経系に光感受性を付与するPhotoswitchによる視覚再生の実現可能性を検証する。臨床応用の実現には、認識される画像の制御、硝子体腔内への薬剤注入後の有効期間、生体内での代謝、安全性など未実証な項目が多い。Photoswitchを用いた光神経刺激を応用した人工網膜デバイスの開発を目指した医療技術評価に取り組む。