研究課題
基盤研究(C)
北海道のような積雪寒冷地では、転倒による病院への搬送者数は極めて多く、医療財政に多大な影響を与えている。このことから「歩行者の転倒事故ゼロ社会の実現」を目指すことが重要であると考える。そこで本研究では、歩行動作を分析し歩行者自身に転倒リスクや改善点をフィードバックすることで、転倒予防および歩行トレーニングを行うシステムを構築する。そのために、まず歩行動作を多角的に検証し転倒リスクの高い挙動を定量化する。そして、高リスクな挙動をできるだけ簡易的な手法で取得する計測ユニットや、分析結果を歩行者に提示するモバイル端末用のアプリを開発する。