研究課題
若手研究
本研究は、これまで体用論的な解釈枠に基づき捉えられてきた道元の思想について、道元自身による体用論批判を手掛かりとして、体用論とは異なる、他者との水平的な相互性の中で真理を顕現させるという道元特有の思想モデルを解明し、道元思想に対する新たな解釈枠を提示するものである。それを通じて、日本思想全体を捉える従来の解釈枠自体を見直し、新たな地平を開くことを目指す。