研究課題
若手研究
本研究は、「LGBTQ+」のカテゴリーに属する人たちの自由や権利拡大につながる社会政策や法案等に対して、ポジティブな立場を公表している「革新系」のキリスト教会と、ネガティブな立場を公表している「保守系」の教会を対象に実施される。「LGBTQ+」に関する宗教者の意思決定の質の向上や、社会的対話と協力の促進、さらには健全なソーシャルチェンジの推進を目的としつつ、同様の宗教的背景を持ちながら「LGBTQ+」に関しては対極的な態度を保有する宗教者の神学的相違点の理解に加え、特に彼らの意見形成のプロセスと、そのプロセスに影響を与える要因に焦点を当て、半構造化面接の方法を用いた質的調査を行う。