研究課題/領域番号 |
24K15906
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分01030:宗教学関連
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研究機関 | 南山大学 |
研究代表者 |
袴田 渉 南山大学, 人文学部, 准教授 (70726588)
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研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 偽ディオニュシオス / 儀礼論 / 教会論 / 教父学 / 新プラトン主義 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、中世キリスト教思想に多大な影響を及ぼした偽ディオニュシオス(6世紀頃)の著作群『ディオニュシオス文書』の内、本邦未翻訳の『教会位階論』を扱う。同書は教会論と、とりわけ典礼注解を含むキリスト教思想史上重要な書だが、その典礼論は当時の新プラトン主義的術語を多用した特異なものであった。しかし、著者がキリスト教典礼を「異教」の哲学用語を駆使して表現しようとしたその理由は今日まで明らかにされていない。本研究では、同書の原典からの邦訳を行い、かつ当時の新プラトン主義思想や教父思想を含む思想的、歴史的文脈の中に同書を置きなおして見ることで、謎に包まれた著者の著作意図を解明することを目的とする。
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