研究課題/領域番号 |
24K15970
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02010:日本文学関連
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研究機関 | 京都教育大学 |
研究代表者 |
小林 賢太 京都教育大学, 教育学部, 講師 (30846720)
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研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2027年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2026年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 和歌 / 私家集 / 院政期 / 編纂意識 / エゴ・ドキュメント |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では院政期の自撰私家集を分析し、歌人たちの自意識や家集の表現手法を解明したい。人間の自意識は、社会・文化と相互に影響し合うと共に、文化の生成基盤のひとつである。近代的自我とは異なるだろうが、近世以前の日本人にも何らかの自意識はあっただろう。これを解明するうえで自撰私家集は好材料である。なぜなら歌人たちは時に虚構や先行文学摂取を交えながら、家集に自己像を残そうとしているからである。歌人たちが家集に、どのような表現手法でいかなる自己像を書き残そうとしたかを解明し、それらが院政期の社会・文化とどう関わるのか考察する。また「私家集とは何か」ということを文学ジャンルや文学史と相対させて再検討する。
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