研究課題
若手研究
本研究では、連歌古注釈の記述や伝来を手がかりとして、連歌の教育・学習の様相について明らかにすることを目的とする。具体的には、連歌師宗祇(1421-1502)・宗長(1448-1532)の作品の注釈を取り上げて分析し、連歌が最も隆盛したとされる室町後期の作品注釈の生成と展開、同時代の連歌作者による享受、その後の近世における影響について考察する。これは文学史に対し連歌を通した知的基盤の形成という視座を提供するべく計画したものである。