研究課題
若手研究
本研究は、江戸時代に最も読まれた小説群とも言われる近世実録の幕末・明治期の受容実態を明らかにすることを目的とする。近世実録は近世期の文学・芸能だけでなく、明治期の文学・芸能にも影響を与えた形跡が認められるが、その具体的な受容方法はいまだ明らかになっていない。近世実録の受容実態の解明を通じて、近世実録が近世から近代まで、時代を超えて読み継がれた文学であることを明らかにしたい。