初期定数歌と『古今和歌六帖』を中心とする10世紀後半の和歌表現史の研究

• 研究課題/領域番号: 24K15990
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分02010:日本文学関連
• 研究機関: 神戸大学
• 研究代表者: 田中 智子 神戸大学, 人文学研究科, 講師 (00807422)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2027年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円); 2026年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円); 2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円); 2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
• キーワード: 初期定数歌 / 古今和歌六帖 / 序詞 / 修辞 / 曾禰好忠

研究開始時の研究の概要

10世紀後半は、実に多様な和歌文学が生み出された時代として、文学史上注目に値する。特に、大部の類題和歌集である『古今和歌六帖』と、歌人らの私的な競作活動の中で成立した初期定数歌とは、後世への影響力の観点からも看過できない存在といえる。従来『古今和歌六帖』や初期定数歌については特異な語彙を中心に検討を加えられることが多かったが、本研究では序詞を中心とする修辞に焦点を当てることで、両者を和歌表現史上に位置づけることを目指す。