研究課題
若手研究
本研究は、アメリカ超絶主義を代表する思想家R・W・エマソン、H・D・ソローや、その強い影響下で詩作をしたウォルト・ホイットマンらの著作が、19-20世紀転換期のイギリスでユートピア的な社会構想を提示した作家、思想家たちのあいだでいかに受容されたかを問題にする環大西洋文学・思想史研究である。特にオスカー・ワイルド、ジョン・アディントン・シモンズら、理想社会のヴィジョンがセクシュアリティの問題と不可分であった著述家に焦点を当てる。