研究課題/領域番号 |
24K16012
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02030:英文学および英語圏文学関連
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研究機関 | 津田塾大学 |
研究代表者 |
木原 健次 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (50800984)
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研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | アメリカ文学 / モダニズム / プロレタリア文学 / 自然主義 / 批評理論 |
研究開始時の研究の概要 |
恐慌期と呼ばれる1930年代の米国では、国内全土に存在する貧困層の苦境を描き出し、社会環境の改善を訴える、プロレタリア文学と呼ばれる作品群が生み出された。本研究は、こうした作品群を「プロレタリア・モダニズム文学」という理論的視点から考察し、政治的主張ありきのプロパガンダにすぎないとみなされてきたプロレタリア文学を、その形式や美学面での革新に注目しながら再読する試みである。これらの文学が、先行する自然主義文学の形式や環境決定論的な認識枠組みを批判的に継承している様子に光を当て、社会主義思想と米国の伝統的な個人主義の間の緊張関係が同時代の作家たちにどのように想像されていたのかを明らかにする。
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