研究課題/領域番号 |
24K16017
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02030:英文学および英語圏文学関連
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
小南 悠 立教大学, 文学部, 助教 (00990350)
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研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2025年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | ハーマン・メルヴィル / 修辞学 / 文法破格 / 欠陥 / 時間的転回 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、ハーマン・メルヴィル(1819-91)の文学作品に見られる文法的な破格表現を修辞技法として再考するものである。従来、メルヴィルの文法破格は作家の教養不足や校正時のタイピングミスなどに帰せられ、作品の欠陥として批判的に捉えられてきたが、メルヴィルは自らの作品の欠陥に意識的な作家であり、それら全てを単なる過誤として片付けることはできない。本研究は、作品主題と連動する修辞技法として文法破格を読み替えることで、文法破格に関するメルヴィルの戦略性を明らかにするとともに、これまで不注意な作家として考えられてきたメルヴィルの作家像を修正することを目指す。
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