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イタリア語文法記述と言語観に関する学説史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 24K16046
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分02060:言語学関連
研究機関東京外国語大学

研究代表者

土肥 篤  東京外国語大学, 世界言語社会教育センター, 講師 (40980339)

研究期間 (年度) 2024-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2026年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードイタリア語 / 言語学 / 統語論 / 語用論 / 談話標識 / 文法 / 言語理論
研究開始時の研究の概要

20世紀後半以降におけるイタリア語の文法書は、その理論的基盤に関して二分されている。ラテン語以来の伝統を保持しつつ言語学の視点をとり入れて洗練させたものと、より革新的な言語学のモデルを前提に一般的・普遍的な「ことば」の表出の一つとしてイタリア語を見るものである。後者はしばしば前者と比して正確な文法記述を提供してきたが、一方で理論の抽象性と個別言語としてのイタリア語の記述が衝突してきた。本研究はこうした状況を整理しつつ、イタリア語文法記述のあり方を探る。

研究実績の概要

研究計画に従い、主に統語論の観点からイタリア語文法記述について扱った。イタリア語の文法記述はとりわけ1980年代以降、生成文法と呼ばれる学派の隆盛を背景にして伝統的な記述の見直しが進められている。こうした見直しは、生成文法の一般的傾向と一致する形で、しばしば特にイタリア語の統語的特徴を対象として成果を上げてきた。一方で、統語論研究は典型的にその対象としてきた文という単位を超えて、文同士が持つつながりや伝達のための文の使い方といった領域にまで対象を広げようとしている。
本年度の研究では、こうした統語論研究の傾向を念頭におきつつ、主に資料収集を通してイタリア語文法記述への影響について調査した。生成文法の展開は、ラテン語の伝統に連なる伝統的な文法書だけでなく、現代言語学の知見をとりいれた文法書においても明確な形で表れているとはいえない。一方で、大学生を含む一般的な読者よりも研究者レベルの読者を想定したような文法書では、ごく最近の研究成果を反映したものも現れはじめている。
また調査の中で、本研究の開始前から注目してきた心態詞と呼ばれる現象に関して、その統語論的特徴に関する現代文法的態度の諸研究が持つ問題点が明らかになってきた。これについては学会発表および論文の形にまとめ、発表した。
さらに本年度では、次年度以降の研究テーマである意味に関する記述についても具体的なトピックを選定し統語的な側面と意味的な側面の双方に関する研究を展開する準備を進めたほか、複数回の現地滞在によって現地の研究者との協力体制も整えた。

現在までの達成度
現在までの達成度

2: おおむね順調に進展している

理由

研究計画通りに統語論の観点からイタリア語文法記述について見直し、また収集予定であった文法書についても、日本国内で入手困難なものを含めて順調に収集できている。さらに次年度以降の発展に向けた準備も整えることができた。

今後の研究の推進方策

研究計画に従い、次年度以降は意味に着目して研究を発展させる。またその際、イタリア語だけでなく日本語や英語をはじめとした通言語的な視点も導入する。

報告書

(1件)
  • 2024 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2024

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] イタリア語文法記述における統語と意味:「文」をめぐって2024

    • 著者名/発表者名
      土肥 篤
    • 雑誌名

      イタリア学会誌

      巻: 74 号: 0 ページ: 27-48

    • DOI

      10.20583/studiitalici.74.0_27

    • ISSN
      0387-2947, 2424-1547
    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [学会発表] 談話標識の統語論研究における形式と意味の関係について2024

    • 著者名/発表者名
      土肥篤
    • 学会等名
      日本ロマンス語学会
    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [学会発表] 時間副詞maiのあいまい性について2024

    • 著者名/発表者名
      土肥篤
    • 学会等名
      東京大学南欧研究室合同発表会
    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
    • 招待講演

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公開日: 2024-04-05   更新日: 2025-12-26  

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