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ジェスチャー情報付きコーパスの構築と統語構造に対応するジェスチャーの解明

研究課題

研究課題/領域番号 24K16050
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分02060:言語学関連
研究機関静岡大学

研究代表者

岡久 太郎  静岡大学, 情報学部, 助教 (50973848)

研究期間 (年度) 2024-04-01 – 2028-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2027年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード統語的曖昧性 / フォーカス / オノマトペ / ジェスチャー / コーパス構築 / 統語構造 / イントネーション
研究開始時の研究の概要

本研究の目的は、「統語構造上の主要部はジェスチャーとして表現されやすい」という仮説を検証することである。既存の研究から、特定の統語構造に対応したジェスチャーが存在し、特に統語構造上の主要部がジェスチャーとして表現されやすいことが示唆されている。本研究では、ジェスチャーが共起しやすいテーマで会話を収録し、ジェスチャーを含めたアノテーションを施したコーパスを構築・分析する。さらに、発話の各要素をジェスチャーで表現した映像に異なるイントネーションで発話された音声を組み合わせた刺激を用い、主要部を表現するジェスチャーがどの程度理解に貢献するかを実験的に検証する。

研究実績の概要

本年度は、「統語構造上の主要部はジェスチャーとして表現されやすい」という仮説を検証するために、本年度はジェスチャーが共起しやすいテーマで会話を収録し、ジェスチャーを含めたアノテーションを施したコーパスを構築に関する研究を中心に実施した。本研究では、ジェスチャーが発話の文法的要素とどのような関係性にあるかを検討するため、文中の特定の要素を強調するためにジェスチャーが行われやすい文を事前に呈示し、必ずその指定文を会話収集タスク中に発話するよう参加者に指示を行うこととした。会話中に発話を求める指定文は、(1)統語的曖昧性を持つ「小さいバッグのポケットを探った」("小さいバッグ" or "小さいポケット")のような文、(2)フォーカスの位置が変わりうる「メロンでケーキを作った」("(桃ではなく)メロンで" or "(アイスではなく)ケーキで")のような文、(3)オノマトペが副詞としてもスル動詞としても使用できる文(「うろうろと廊下を歩き回る」「廊下をうろうろする」)の3種類とした。これらの指定文に対応した内容を含む視覚刺激を作成し、会話収集タスクにおいてその視覚刺激を呈示された参加者が別の参加者にその内容を説明する様子を収録することとした。
当初の計画としては、本年度はコーパス構築のための準備を行うことを計画していた。上述のように、会話中に指定文の発話を求める手法を導入したため、今年度はどのような指定文を使用するのかについて選定・作成する作業を中心に行なった。

現在までの達成度
現在までの達成度

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の計画として、本年度はコーパス構築に用いる視覚刺激を作成することを目指していた。研究目的をより達成しやすくするために、会話収集タスクの中で予め指定した特定の文を発話するよう参加者に求める手法を考案した。そのため、当該の手法において指定する例文の作成を行なった。さらに、それらの例文に対応する内容を含んだ視覚刺激のストーリーを作成した。
本年度は、刺激作成を中心としたコーパス構築の準備に時間を要したため、実際の会話収集や研究発表を行うことはなかったが、準備としては当初の予定通り進めることができた。

今後の研究の推進方策

今年度作成した指定文の内容を含んだストーリーをもとに視覚刺激の作成を行う。さらに、その視覚刺激を説明する内容として指定文がどの程度適切なものであるかを調査し、最終的に会話収集タスクにおいて使用する視覚刺激を選定する。なお、視覚刺激の作成には画像・動画生成AIを使用することを考えている。
以上で作成した視覚刺激を用いて、実際に会話収集タスクを行い、ジェスチャーアノテーション付きコーパスの構築に着手する。データの収集と並行して、発話内容の書き起こしとジェスチャーへのアノテーションを実施する。その後、ジェスチャーの内容や生起位置が発話のどの単位と対応しているのかを中心に本研究課題の目的である「統語構造上の主要部はジェスチャーとして表現されやすい」という仮説を検討していく。

報告書

(1件)
  • 2024 実施状況報告書

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公開日: 2024-04-05   更新日: 2025-12-26  

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