研究課題
若手研究
本研究は極小主義の理論的枠組みの下で、英語史における受動分詞移動現象を共時的および通時的観点からの理論的・実証的説明を試みる。共時的には、本研究はフェイズ理論と多重一致操作を採用し、豊かな一致屈折という新たな視点から英語とイタリア語の変異を原理的に解明する。通時的には、史的電子コーパスを用いて実証的データを提示し、初期英語における受動分詞位置の特徴を明らかにするとともに、その変遷に対する説明を提供する。