研究課題
若手研究
ミクロネシアのような太平洋島嶼国への人類移住は概ね完新世中期以降に始まっており 、年代決定にはC14年代測定法が有効であるが、この年代には不確実性が大きい地域が存在する。その理由として、暦年較正の高精度化のため行われるローカル海洋リザーバー効果(ΔR)の復元例が不足している点が挙げられる。そこで本研究では、戦前に採取された海洋生物骨格の放射性炭素濃度の測定を行い、ミクロネシアにおけるΔRの復元を行う。