隆起速度か粒径か：急流河川形成要因の解明

• 研究課題/領域番号: 24K16207
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分04010:地理学関連
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 高橋 直也 東北大学, 理学研究科, 助教 (20945365)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2027年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 岩盤河川 / 河床縦断形 / 隆起 / 粒径

研究開始時の研究の概要

山地河川の河床勾配は河川の侵食速度や低地への土砂供給と深く関係しているため，河床勾配を規定する要素を解明することは，山地の長期的な地形発達を理解する上で重要である．従来，主に隆起速度と堆積物の粒径が河床勾配を規定すると考えられてきたが，どちらがより強く河床勾配に影響するのかはわかっていない．隆起速度が既知の活断層帯とその周辺の河川を対象として，数値標高モデルを用いた地形解析，流路横断形状の現地計測，河床堆積物の粒径を行い，河床堆積物の運搬に必要な河床勾配を求める．それによって，隆起速度・粒径の変化に伴う河床勾配の変化を定量化し，急流河川が生じる要因を明らかにする．