研究課題
若手研究
地方圏では人口減少が顕著であり,その大きな要因として若者の流出が挙げられる。また,地域で生まれ育った若者がどれだけ地域に残るかは,地域の将来性を計る1つの指標と考えられ,多くの自治体等が,若者の地元定着促進を地域計画の柱に置いている。一方で,若者が地域に残るかどうかは,本人はもとより,彼らの保護者の意識も少なからず影響していると推測される。そこで,本研究では,地方圏出身の若者および,その保護者世代を対象として,若者の地元残留に対する意識構造とその規定要因を明らかにする。こうして得られた研究結果を基に,若者の地元定着促進の地域課題を議論し,具体的な政策提言に結び付ける。