研究課題
若手研究
本研究は、人間と非人間の関係をネットワークとみなす「アクターネットワーク理論 (ANT)」に基づいて下からの「オルタナティブな政治」のあり方を探求する。ここでのオルタナティブな政治とは、権力ではなくネットワークを変えることで社会システムを変えようとする力である 。本研究では、人々の生活様式を人間、微生物、畑、生ゴミ、インターネットなどのネットワークと捉える。大量消費のネットワークから離れ、自分で野菜を作ったり、地域のお裾分けを利用したり、エネルギーの自給を試みたりすることで生活を取り巻く人とモノのネットワークを作り変え、持続可能な社会を実現しようとしていく。