研究課題
若手研究
本研究は、研究対象となる時期を「ドイツ国際法」論の展開過程に即して、【Ⅰ】近代国際法学形成期末(1806~1866年)、【Ⅱ】近代国際法学完成期(1867~1900年)に分類し、各時期における国際法学・ドイツ公法学の代表的著作の検討を通して国際社会概念の形成・展開過程を解明し、【Ⅲ】従来の先行研究が描いてきた国家実行に即した歴史叙述との対応関係を整理し統合することで、19世紀における国際社会の組織化の法的構成の諸相を明らかにし、そこにおけるドイツ公法学の貢献を解明する。