英米量刑法の生成と構造：「刑の数量化」判断の精緻化にむけた比較法研究

• 研究課題/領域番号: 24K16266
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分05050:刑事法学関連
• 研究機関: 広島修道大学
• 研究代表者: 十河 隼人 広島修道大学, 法学部, 助教 (80962018)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2028年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2027年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
• キーワード: 量刑ガイドライン / アメリカ / イギリス / 刑事立法

研究開始時の研究の概要

本研究は、英米量刑法の生成と構造（立法経緯と現在の制度構造）を体系的に記述する比較法研究であり、それを通じて、①わが国における量刑立法の要否を検討すること、および②わが国の量刑実務の改善に向けた提言を行うことを目的とする。英米量刑法は、量刑上考慮すべき諸事情を法定するだけでなく、その考慮の結果として「どの程度の刑を科すべきか」という判断の領域（刑の数量化）にまで詳細な法的統制を及ぼす点で、ドイツ等の大陸法諸国には見られない独自性をもつ。本研究は、こうした英米量刑法の知見から、刑の数量化に関する立法の要否と、刑の数量化のあるべき手法について示唆を得ることで、上記目的を達しようとするものである。