研究課題/領域番号 |
24K16269
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分05050:刑事法学関連
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研究機関 | 沖縄大学 |
研究代表者 |
富山 侑美 沖縄大学, 経法商学部, 講師 (70907253)
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研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2027年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 被害者の同意 / 自己決定権 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、まず、背任罪における任務違背行為性に対する委託者本人の意思の意義を明確にする。さらに、情報の格差という点で同様の構造を有する詐欺罪や性犯罪においても、被害者の同意の意義を明確にする。このことは、行為者-被害者の関係性に基づく行為類型ごとに異なった基準で被害者の意思が考慮されるということを示すことができ、具体的行為類型に基づく犯罪の成否判断の一例を示すことは、通り一遍な司法を防止することに寄与すると考えられる。また、刑法上古くから議論されてきた被害者の同意という概念を、行為態様に基づいて整理しなおすことが可能となり、被害者の意思と犯罪の成否との関係を明らかにすることができる。
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